沢木耕太郎「彼らの流儀」 (〇)
あらすじ。
「男はその朝、サウジアラビアの砂漠に雪を見た。大晦日の夜、女は手帳に挾み込む緊急連絡先の紙片にどの男の名を記すべきか思い悩む。「今」を生きる彼もしくは彼女たちの、過去も未来も映し出すような、不思義な輝き方を見せる束の間の時…。生の「一瞬」の感知に徹して、コラムでもエッセイでも、ノンフィクションでも小説でもなく、それらすべての気配を同時に漂わせる33の物語。」
コラム集。
まさに十人十色、生き方は十人十色なんだな、と思わせるコラム集でした。そしてすべての人生に正解は無く、その一方で自分の信じた道に正解はあるのではないか、と思ったりもしました。
「ミッシング<行方不明>」「ラルフ・ローレンの靴下」「もしも宝くじに当たったら」「ホットライン」「来信」「祭りのあとで」「卵のつぶやき」などが一度読んでみて印象に残った話です。また少し時間を置いて、読もうと思います。
「ミッシング」長期旅行中の息子が行方不明になる。2年以上経ったとき、両親は何を思うのか。
「ホットライン」悩み苦しむ若者たちのホットラインは深夜ラジオの人生相談だった。
「来信」夢を追い成功した者と、夢を追い自殺してしまった二人が同じ日の新聞の記事になる…。
「卵のつぶやき」漫画家になるという夢を追い、がむしゃらに生き続ける。安定は無いが、何か生き生きとした毎日のようだ。
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