2008年10月09日

密閉教室


法月綸太郎「密閉教室」 (〇)

あらすじ。
「早朝の教室で、高校生中町圭介は死んでいた。コピーの遺書が残り、窓もドアも閉ざしてある。しかも異様なことに四十八組あったはずの机と椅子が、すべて消えていた。級友工藤順也がその死の謎に迫るとき次々現れた驚愕すべき真相とは?精緻な構成に支えられた本格推理の力作。」

法月綸太郎さんのデビュー作。

具体的にどうのこうのという訳ではないのですが、文章がデビュー作だけあってなにかぎこちない感じがします。あとキャラ造形についてですが、高校生にしては妙に小難しいことを喋っていて、リアリティが無くなったのが残念なところです。真部なんか、コントのキャラですよね?

ただ、ミステリーとしてはなかなか面白かったと思います。なぜ教室は密閉され机とイスは消えたのか?中町は自殺か他殺か?他殺なら誰が犯人なのか?その解答はよくできています。

あのラストも好き嫌いありそうですが、僕は好きです。

以下ネタばれ。


中町は実は職員室で殺された。そして血が乾いた早朝に、タイルと死体を7Rに運ぶ。その際7Rの机とイスを他の教室に移動し、カモフラージュを図る。

中町は職員室でネロを待っている間、吉沢と出くわし、復縁を迫る。吉沢は断るがしつこく迫る中町を突き放してしまい、頭を机にぶつけ倒れてしまう。吉沢は気にせず帰る。その後、梶川が中町を見つけ、浮気性の中町に怒りを覚え殺害。その死体を、会議の終わった教師たちが見つける。実は、教師たちには暴力団に弱みを握られ覚せい剤の隠匿を迫られていた。その隠し場所を中町が見つけたのだと思い、中町を自殺に見せかけるトリックを考える。

工藤探偵全否定的なラストは面白かったです。
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posted by うーすけ at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 法月綸太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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