東野圭吾「黒笑小説」 (〇)
あらすじ。
「笑いのマエストロが放つ超ブラックユーモア。
丸い物がすべて巨乳に見えるようになって…「巨乳妄想症候群」。メル友に会うため写真と実物の差を埋めようとする女…「奇跡の一枚」。他、「選考会」等全13編の猛毒爆笑短編集。」
短編集。一応全作品感想を書きました。ネタばれには注意しましたがあるかもしれないです。
「もうひとつの助走」途中まではよくある感じの話かと思いましたが、ラストはなるほどーでした。
「巨乳妄想症候群」ネオテニー説かあ。ちなみに僕も巨乳好きです。
「インポグラ」アイデアで一本書ききったという感じの作品。
作中の「僕は醜男で、おまけに人付き合いが苦手な20代男性です。そんな薬があるならぜひください。この先、女性と付き合うなんてことはありえないし、たぶんセックスをする機会もないでしょう。それなのにペニスだけは元気で、オナニーをするたびに虚しさを感じてしまいます。どうせなら、インポになってしまいたいです。そうして、人生とは何かとういうことだけを考えて、静かに生涯を終りたいです。」っていう投書。なんか、すげーわかる。僕も同じようなこと考えたことあるし。
「みえすぎ」井上夢人さんの「オルファクトグラム」みたいな雰囲気(こちらは嗅覚が視覚化されるという話)の作品。こちらは微粒子がよく見えるという話ですが、嗅覚が見えるのとは大違いですねー。
「モテモテ・スプレー」普通に「ドラえもん」で出てきそうな話。
「線香花火」新米作家と編集者のギャップ。名前すら覚えてくれないんだ。あー怖い。
「過去の人」これも怖いですねー。小説家志願者は見ない方がいいかも。現実って厳しい。
「シンデレラ白夜行」。「白夜行」読んだこと無いので、細かいポイントはいろいろ見逃がしているのかもしれない。したたかなシンデレラ!?
「ストーカー入門」現実にも意外とこういう女がいるかもな。イマイチ。
「臨界家族」少子化だし、おもちゃ業界も必死なんでしょうね。
「笑わない男」うわー悲しい。
「奇跡の一枚」笑いっていうより、いい話でした。
「選考会」。「虚無僧探偵ゾフィー」すげーな。寒川さーん。




